第2回「稼げる男性がいい?」
こんにちは。ご近所さんの結婚相談に乗っている、
永縁(ながふち)ヨシエです。
お肉屋のケンジさん、一人娘の婚活が心配でたまらないようです。
ケンジ うちの娘は、もう2年も婚活してるんだけどさ、なかなかいい男性が見つからなくてねえ。
ヨシエ そんなこと言ってー、もしかしてケンジさんがお相手にダメ出ししてるんじゃないの?
ケンジ そうさ。娘には苦労はさせられないから、しっかり稼げる男性かを見定めなきゃなあ。
ヨシエ あら。娘さん、●×会社にお勤めでしょ。あの会社は結婚しても長く勤められるって評判よ。今は共働きのほうが断然多い時代なんだから(図1)、家計を2人で支えるのもいいんじゃない?
ケンジ ほー、20年以上前から共働きが多いのか。しかし、娘も、年収にはこだわりたいって言っててなあ。
ヨシエ そうなの? 独身の頃って、結婚にお金がかかるって考えすぎなんですって(図2)。娘さんみたいに働いている女性なら、結婚後もがんばって働き続けることにして、お相手への希望年収を下げれば、可能性はグンと広がるわ。
ケンジ へー、それならこの前のAくんは、好青年で良かったかも…。
ヨシエ グズグズしてはいられないわよ。お付き合いから結婚まで、平均4.3年かかるんですって。お金のことは男性に高望みしないで、まずはお付き合いして人柄と相性を見極める。これが大事よ。
ケンジ はー、今はそういう時代なのかねえ。
ヨシエ そうよ~。娘さんも働くかわりに、お相手は家事全般しっかりこなせて、娘さんの力になってくれる男性を探すのよ。
ケンジ そうだなあ、娘に苦労はさせられないからな!
参考文献:天野馨南子著「データで読み解く『生涯独身』社会」(宝島社新書)。登場する人物やエピソードはすべて架空のものです。
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